今日はインディゴについてお話します。皆さん”インディゴ”と聞いて浮かぶのはどんな色ですか?おそらく個のブログを読んでくれている人は、青・濃紺・ブルーなどジーパンの色をイメージするのではと思います。
インディゴと言っても様々です。下の写真は弊社のジーパン3型です。どれもインディゴです。
左は①濃い青・中は②グリーンがかった青・左は③鮮やかな青です。
この差は何なのかというと顔料と染料の割合の差です。そもそもその違い分かりますか。
顔料と染料に関しても詳しく話すととても長い話になるんですが、今日は簡単に説明すると以下のとおりです。
●顔料・・・とは水に溶けない色素
●染料・・・とは水に溶ける色素
この差は素材によって異なるんです。インディゴ(藍)は水に溶ける色素に属しています。
細かく話すと藍は酸化したかしていないかで、染料にも顔料にもなるんですが…。
ジーパンで使う本藍染めのジーパンに関しては染料を使っている事がほとんどです。染料は水に溶けると色に透明感があり鮮やかな色合になります。そして、その状態だとしっかり染まるために時間がかかるので何度も染めて、色を出していきます。その為、インディゴの本藍染は染色に時間と手間が掛かる素材となっております。
左は①濃い青は、顔料染めのインディゴです。顔料染めは濃い色合いが出しやすいので黒に近いインディゴになります。この商品は穿き込むと白と濃紺の部分のメリハリが付いた激しい色落ちが表現できます。
中は②グリーンがかった青は、本藍の色の変化は藍の葉の色に近づくため少しグリーンがかった色合いになるんです。その為、顔料に少しだけグリーンを混ぜたインディゴ色を表現しております。色落ちは薄くなった色落ち部分が少しグリーンがかって本藍の色落ちをイメージできるような商品に仕上げております。
右は③鮮やかな青は、本藍30%混ぜた素材になっております。100%本藍の場合は20回染めても色が水色のような感じでなかなか染まらないので、30%くらい含んだ色がとても鮮やかな青が出て個人的に大好きです。この素材は青の鮮やかさが特徴で、色落ちもやんわりと落ちてきて、白い部分が薄っすらとグリーンがかって青とのメリハリを付けない感じになり、ヴィンテージのジーパンの色落ちに似たようなものが多く見られます。
どの色落ちを試してみたいかですね。弊社では左の画像の本藍30%の色落ちを是非試してもらいたいと思っています。勿論、激しく色にメリハリを出したいのであれば、左の画像のような顔料の素材を選んでもらえれば激しい色落ちが楽しめます。
一点モノのジーパンの制作を受け付けております。詳しくは以下のページでご確認ください。
https://bltom.jp/toiawase/
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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ここで出会う一点モノのジーパン屋
BLTOM JEANS
鵜殿博文
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