おはようございます。
今日は1月15日です。1999年までは成人式が行われていました。2000年以降は第2月曜日になり日付が固定ではなくなりました。3連休で消費を促進する「ハッピーマンデー制度」により変更になりました。この制度により地元が遠い人が成人式に参加しやすくなったのではと思います。
今日は半襟の日なので成人式は襟をただし大人の仲間入りをする若者のために行われる日になったんですかね。いずれにしても、区切りがあることで心機一転がんばろうと思える良い日だと思います。
本日は、「チャック、ファスナー、ジッパー」についてお話します。
皆さんは上記の言葉はどれを使いますか?
最初にお伝えしておきますと、どれも同じものを指しております。皆様が頭に浮かんだのではと思われるそれです。因みに僕はファスナーと言っています。
先日、BLTOMのオーダーのジーパンを作ってくれと、親父に言われて制作をするためにサンプルを試着しながら、採寸を行いました。だけど最後に一言、ボタンではなくチャックにしてねって言われたんです。
BLTOMのジーパンは生機の生地を使っています。
生機に関してはこちらで説明しています→こちらをクリック
そのため、生地のネジレが大きく出るため、ファスナーは噛み合わせが悪くなり使えなくなるリスクがあるんです。そのために、ヴィンテージのジーパンで利用されている事が多いボタンを採用しています。
もちろん、生機ではない普通の生地を使えばファスナーでも可能なのですが、腰のフィット感がどうしても気になるとのことでしたので、生機で作ることを勧めました。
話を少し戻すと、『チャック』という言葉を久々に聞いて新鮮でした。
因みに、英語では「ファスナー」が一般的な固有名詞です。1891年に、アメリカのホイットコム・ジャドソン氏が、靴ひもを結ぶ不便さを解決するために考えたものが「ファスナー」の起源とされています。
1921年に、米国のメーカーが、ファスナーを閉めるときの擬音「Zip」から、ファスナーを「ジッパー」と命名し、その呼び名も浸透しました。
では、僕の父が使っていた言葉「チャック」はというと、1927年に尾道で「巾着(きんちゃく)」からもじって(なぜ……)、ファスナーを「チャック印」として販売したところ評判となり、そこから「チャック」という名前が定着しました。そう、「チャック」と呼んでいる人が最も多いのですが、「チャック」は実は日本独自の名称なのです。海外では通用しない言葉です。
できないと断るのは簡単ですが、「チャック」のジーパンも研究開発して見よと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分だけのだったら良いなを形に!
ここで出会う一点モノのジーパン屋
BLTOM JEANS
鵜殿博文
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