人の歴史と物の歴史！

おはようございます。

1848(弘化5)年1月24日、アメリカ・カリフォルニアの製材所で働くジェームズ・マーシャル氏が川底に金の粒を発見されたゴールドラッシュデーです。この事実が全米に広まり、多くの人が一獲千金を求めてカリフォルニアに押し掛けるゴールドラッシュが起こったことにちなんで記念日が制定されております。

ジーパン屋の僕としてはジーンズの原点とゴールドラッシュはとても興味深い歴史です。

ジーパンは1850年にリーバイ・ストラウス氏がゴールドラッシュで湧いていたカリフォルニアの労働者たちに作った事で誕生しました。

船の帆を売る行商だったリーバイ・ストラウスは労働者のボロボロのズボンを見て
『頑丈な船の帆でズボンを作ったらあんなにボロボロにならずに労働者たちが喜ぶのでは？』
という気持ちからジーパンを作ったようです。
当初は船の帆を使っていたので、ブラン色のジーパンだったようです。初期のリーバイス501のヴィンテージではブランダックのモデルが発見されています。
その後、鉱山付近にガラガラ蛇が出るのでその対策として、天然藍が利用されるようになりました。天然藍は、ガラガラ蛇が嫌う成分を含んでいて蛇よけが理由で使われていました。

この事からも分かるように、人の歴史と物の歴史は一致してるんですよね。

・カリフォルニアで鉱山で金を採掘する人が増える
・ボロボロのズボンを穿いている人がいる
・船の帆でジーパンが作られる
・蛇よけに天然藍が使われる

ゴールドラッシュら100年以上がたち、ジーパンはファッションアイテムとして世の中に定着しました。

自分の生活の中にこんな物があったら良いなと思うことってあると思うんですよね。
遠くに行きたいから、馬を育てて飼いならして馬に乗って遠くに行く。
目の前に海があるから船を作って海の奥に行く
空を飛べたら、宇宙に行けたら等様々な事に人間の歴史がには必ず必要なものが関わってきています。

ジーパンもあなたの歴史の一部に取り入れてみませんか。
穿きやすく気分良く過ごす生活のに必要なアイテムとなります。